第一話へ第五十五話へ 先日、二十日間の禁欲に挑戦して以来、そこまで長期のお預けは被っていなかった。長くてせいぜい一週間も我慢すれば、シャワールームか、自室か、または西岡の寝室に於いて、西岡の手か、口か、または太股によって、射精に導かれていた。ただしそれは家事を全く失敗しなかった日の話であって、ブラウスを汚すとまではいかなくとも、些細な失敗、例えばシャワー室の換気扇を止め忘れる、などをした日は決まっ...
第一話へ第五十四話へ そうして、俺の任務は増えていった。料理やアイロンなど、高度な技術が要求されるらしい仕事は俺には回ってこなかったが、それ以外のかなりの部分を担当して、ほとんど西岡と家事を半分ずつ分担しているのではないかと思われるほどであった。そんな具合だったので、当然、俺が学業に割ける時間は減った。いや、時間的には、たぶん、有効活用しようと思えば、家事をしながら自宅課題をこなして、頑張れたのか...