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悪魔とトオル 第一話

 誰かが悪魔を喚んでいました。私が行かなくちゃ。なぜだかそう思いました。 喚ばれて飛び出てみたら、悪魔を喚んだのはさえない感じの若い男の子でした。私が何の気なしにグラマラスでセクシーな悪魔衣装で登場したら、どぎまぎして目を逸らしていました。「あら、ごめんなさい。私のセクシーな姿を見るのが恥ずかしいのね」男の子は頷くでもなく否定するでもなく黙っていました。私はロリっ子体型に姿を変えました。周りを見回...

悪魔とトオル 第二話

第一話へ トオルは頷こうとしたのを一旦躊躇って、少し考えました。...

悪魔とトオル 第三話

第一話へ第二話へ その日の晩、アヤはバスケ部の練習の夢を見ていました。何とか云う名前の親友の女の子とのパスの息が合わなくて悔しい思いをしている、ありがちな夢でした。私は後輩の姿になって、アヤを呼びました。...

悪魔とトオル 第四話

第一話へ第三話へ その晩のアヤの夢は図書室のカウンターでした。別のクラスの女の子を一人挟んで、その向こうにトオルもいました。アヤはトオルと同じ図書委員の仕事でカウンターに座っているのでした。...

悪魔とトオル 第五話

第一話へ第四話へ私はわざと知らないふりをしてみようと思いました。...

悪魔とトオル 第六話

第一話へ第五話へ 次の日、私はトオルに高熱を出させ、学校を休ませました。トオルのお母さんは家にいて家事をしていましたが、基本的にトオルは寝室で一人で寝込んでいました。...

悪魔とトオル 第七話

第一話へ第六話へ ヴァギナに呑まれてトオルのペニスはいよいよ熱くなりました。トオル自身にも、性欲なのか、快楽なのか、苦痛なのか、よくわからなくなっているはずでした。ただ熱く、鼓動が速く、ペニスが硬くなっていました。私は腰を前後に揺すりました。結合部分からくちゅくちゅと不浄な音がしました。...

悪魔とトオル 第八話

第一話へ第七話へ「素晴らしいわ。これで繋属の儀式はすべて完了した。あなたの魂は今、トオル、魔力を鎧って常人を超越したわ。その力で、あなたの望むことを成し遂げなさい」...

悪魔とトオル 第九話

第一話へ第八話へ トオルはあとからカラオケ店にやってきて、別の階の部屋に入りました。部屋をできる限り暗くし、カラオケの音量を小さくして、申し訳程度に歌の練習をしているふりをしていました。...

悪魔とトオル 第十話

第一話へ第九話へ トオルがケイスケの胸を刺してからケイスケの身体が床に落ちるまで、ずいぶん長い時間のように思われました。その間、私は、トオルが自分のしたことをキチンと冷静に理解できるように、トオルの魂に普段以上の理性を与えました。...

悪魔とトオル 第十一話

第一話へ第十話へ トオルが気がつくと、アヤはぐったりしていました。息があるのかないのか、トオルは確かめようともしませんでした。...

悪魔とトオル 第十二話

第一話へ第十一話へ 私は13号室の中に幼女の姿で現れ、トオルに云いました。「カラオケの店員さんにこの部屋の中身を見られたらトオル、あなた、捕まっちゃうわね。かわいそうに、ご愁傷様」...

悪魔とトオル 第十三話

第一話へ第十二話へ「じゃあ、死後の魂だけでいいわ。それならばどう?」...

Appendix

プロフィール

右斜め下

Author:右斜め下
人が苦しむ物語が好きなんだけど、苦しんでいれば何でもいいってわけでもない。
自分でも「こういう話が好きです」と一言で言えないから、好きな話を自分で書いてしまおうと思った。
SとかMとかじゃないんだ。でもどっちかっていうとM。

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