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コメントありがとうございます。
なかなか書く時間と情熱が湧きません。
『親父の家政婦』はまだ書き溜めたものがあるのですが、それが尽きたとき本当のネタ切れになるのが怖くて出し惜しみしていました。
  • 2013-12-16 22:15
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親父の家政婦だった女 第三十三話

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 西岡の指が陰嚢を回って会陰へ伸びた。指は常にローションを伴って動いていたので、玉袋の後ろ、肛門の付近にまで、ローションが塗り広げられることになった。
「もう少し足しましょうか」
 さらにローションが追加されて、西岡は執拗に陰嚢と肛門とを指先でくすぐった。最初は何とも感じなかった肛門が、次第にくすぐったく、また、むずむずする感覚に変わってきていることに気がついた。
「ちょっと待て、西岡、そこは」
「どうなさいました」
「何か、変だ。変な、感覚が」
 西岡はにっこりと笑った。
「可愛いことをおっしゃいますね。気持ちよくなってきてしまったのですか」
 俺は西岡から目を逸らした。それが肯定の意味になってしまっていることにも気が付いたが、恥ずかしさでどうしようもなかった。

 西岡はなおも執拗に肛門を弄り続け、その範囲は徐々に肛門周辺から肛門の穴そのものへと近づいてきていた。それで俺は今朝西岡が云っていた「ミルキング」という方法を思い出した。曰く、肛門から指を挿入して、直腸の内側を刺激し、快楽を伴わない強制的な射精を促す方法。人によっては痛みすら伴う方法だと。

 だが、徐々に肛門の括約筋をほぐしながら中へ侵入を試みる西岡の指は、じわじわと確実に俺に快楽を与えていた。そしてそのことは、息遣いが荒いことで自分も気付いていたし、西岡にも気付かれていることは明白だった。西岡の指はくちゅくちゅと淫らな音を立てながら、肛門の入り口を飽かず責めた。

 不意に指先がすぽりと肛門の窪みに留まった。いよいよ肛門に侵入してくるつもりかと俺は身構えた。
「健一様」
「な、何だ」
「今から指が肛門に入ります」
「……」
 何と答えていいかわからない。歓迎したいわけではないはずだが、拒むつもりもなかった。結局沈黙が肯定を意味してしまった。
「その際、肛門に力を入れると皮膚を傷つけてしまいます。力を抜いてください」
「う、うむ」
「排泄の時のように、いきんでいただきますと、筋肉がほぐれます。逆に、排泄を我慢するときのように力を入れてしまいますと、肛門が締まってしまいますからお気を付け下さい」
「わかった」
 一体俺は何をわかったというのか。云われている内容が余りに非日常的すぎて、「わかった」以外の返答ができなかったのだ。

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右斜め下

Author:右斜め下
人が苦しむ物語が好きなんだけど、苦しんでいれば何でもいいってわけでもない。
自分でも「こういう話が好きです」と一言で言えないから、好きな話を自分で書いてしまおうと思った。
SとかMとかじゃないんだ。でもどっちかっていうとM。

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